石田潤一郎レクチャー~関西の近代建築の特質(明治後期から昭和初期)

石田潤一郎~関西の近代建築の特質

     at 大阪市中央公会堂(辰野金吾)

 

四ツ橋筋沿いに建つ立売堀ビルディングの会社が財団法人を設立した、

一般財団法人 ルネッサ地域文化振興財団と言うらしい。

近代モダニズム建築の立売堀ビルディングが自ら建築文化の啓蒙に寄与する様で

今後、講演会や見学会も積極的に開催する楽しみな財団が設立しました。

記念すべき、第1回目のレクチャーは石田潤一郎先生でした。

 

昨年11月に大阪瓦斯ビルと近代大阪の建築について、

12月には神戸の竹中大工道具館のイベントでゼネコン設計部の近代史について

レクチャーの機会が重なった。

今回のお話も東京とは違う、大大阪時代の近代建築についての

興味深いレクチャーでした。当時の大阪が如何にも自由な気風に満ちていた事が

石田先生のお話からよく解りました。

 

レクチャーの受付を待っていると石田先生が来られました。

受付の係りに先生が声を掛けると「受付は18時からです。」といった対応。

どうやら石田先生のお顔を知らない様子、

そこへ財団の理事長が慌てて対応していました。

チャーミングな石田先生らしい一幕でした。

 

akira