伊東建築塾の「子ども建築塾」に学ぶ~虚像と実像

伊東豊雄氏の「子ども建築塾」に学ぶ“子どもとまち”

          at デザイン・クリエイティブセンター神戸

 

建築の教育は難しい、数学の様に絶対的な解答が無い事や

人間が建物を使用する以上、様々な考え方を許容する必要が有るからだ。

まして、子どもに教えるコトはとても大変なコトだと思う。

建築家の伊東豊雄氏が自身の建築塾で子ども建築塾を主催している。

誰でも参加は出来ず、書類審査で子どもは選ばれる様だ。

ボランティアの大学生が子どもを相手に必死にノルマをこなして課題を作り上げる。

それを伊東氏や伊東氏に近しい識者が講評をする。

これは誰の為の建築塾なのだろうか?

 

近頃の大学生は他者とのコミュニケーションが苦手である。

この能力を向上するには、他者と話し合うしか解決しない、バーチャルでは出来ない。

子どもと話し、ある課題を共に作り上げるコトで様々な学びが得られると思う。

ボランティアの建築を学ぶ大学生は学校では教えてくれないコミュケーション能力を

子ども建築塾で学び、彼ら(彼女)は伊東氏の設計アシスタント予備軍になる。

子どもを集め、親のお金で学生に学ぶ機会を与え、自身のアシスタントを養成する。

やはり伊東豊雄氏は賢い。

 

akira