ワールドアートの最前線~みんぱく公開講座

アイヌの文様とエチオピアの響き

     at 毎日新聞社ビル・オーバルホール

 

国立民族学博物館(みんぱく)のレクチャーに行く。

佐々木史郎氏はアイヌの衣装から読み解いた

彼らの美的感性について最近の研究報告でした。

川瀬慈氏はアズマリと呼ばれる伝統的な楽師について

近年、職能の変化についての研究報告でした。

 

報告したい事は後半のパネルディスカッションでの

上羽陽子氏のコメントです。

近年、色々な民族が他の文化や民族と触れ合う事で

その民族固有の文化や風習、慣習、儀式等に変化が起きている事は

世界中での周知の事実です。

そこで「価値」というモノに文化が量られる事になってしまいました。

「学術的価値」か「商業的価値」か

どちらかに軸足を置く事を求められます。

アート(芸術)なのか工芸(技術)なのか、

 

民族学という学問の分岐点なのかもしれませんね。

 

akira